北海道雪上ロードバイクの会用語集

北海道雪上ロードバイクの会で使われる特殊な用語達を紹介



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このページでは、我々の間だけで使用される特殊な用語について紹介していきたいと思います。 我々の練習に参加される際は、これらの用語をマスターしてくると便利かも。

用語 意味
ABS(えーびーえす) Aerodynamic Braking System (エアブレーキシステム)のことです。 アンチロックブレーキシステム の略ではありません。
AC アタックキャンプの略です。 アタックキャンプを参照してください。
BC ベースキャンプの略です。 意味はベースキャンプを参照してください。
KTV (katabatic valley) カタバ谷のこと。
SSD(えすえすでぃ) ショート・スロー・ディスタンスのことで、短い距離をゆっくり走ることを言います。
アタックキャンプ 冬山で練習するとき、遠方から来る人は麓まで車で来ることが多く、その車を止める冬でも除雪されている駐車場のことをベースキャンプ(「ベースキャンプ」の項目を参照)と言いますが、 ベースキャンプの標高で道路に雪が十分にない場合、道路に雪が十分にあるさらに高い標高にある除雪されてる駐車場まで車で移動し、そこから登攀を開始する場合があります。 このさらに標高の高い所にある冬でも除雪されてる駐車場のことをアタックキャンプと呼びます。
ウィンドブレーカ法(ウィンドブレーカー法) ロードジャージのデザインを損なわせないために Cairn が開発した防寒方法。 チームジャージやプロチームジャージのレプリカなどは冬用のものがあっても、大抵は北海道の真冬の寒さに対応したものではありません。 しかしそんな中でも、ジャージの下にウィンドブレーカを着てしまえば、これらのジャージを表に着たまま十分な防寒ができるようになるので、我々の間では主流の防寒対策です。
海外 北海道の外のことを指します。 主に本州のことをいいますが、北海道の離島のことも稀に海外といいます。
海外遠征 津軽海峡を越えることをいいます。 ちなみに国外へ行くことは、我々の間では「国外遠征」と呼ばれ、海外遠征とは区別されています。
外資系 主に北海道に進出している本州などの企業のことをいいます。
回生制御 鉄道用語ですが、我々の間ではなぜか車のエンジンブレーキのことを指します。
加速線航法(かそくせんこうほう) 深い雪の積もった急坂で一度止まってしまうと再発進するのが非常に難しくなる場合があります。 この場合一度斜面に対して角度を大きくとり、斜め方向、もしくは水平方向に走り出してから、登り方向に自転車の向きをかえて再発進させることがありますが、これを加速線航法といいます。

加速線航法は、昔北海道でまだD51やC62が列車を牽引してた時代、傾斜の大きい登りの信号所や駅で一度停止してしまうと再発進できなくなるので、一回「加速線」と呼ばれる引込み線にバックしてから加速をつけて再び登坂に挑んだ、という時代がありましたがそれに由来するものです。 スイッチバックの一種ですが、我々の間ではスイッチバックは違う意味で使われているので、ここでは加速線航法と言われています。

本来はこれをスイッチバック航法と呼んだ方がよかったのですが...
カタバ谷 カタバ風が吹きやすい谷のことをカタバ谷(katabatic valley:通称 KTV)といいます。 朝夕の晴れたときに山の上で冷やされ重たくなった強烈に冷たい空気が下っていく谷のことです。 カタバ風は谷を下っていくことが多いですが、必ずしも谷状の構造でない場所でも体験することができます。 また稀に周囲の風向きに逆行して下っていくカタバ風を体験することもあります。 カタバ風地帯に突入すると急激に温度が下がり、ありとあらゆるものが凍結するので慣れないとこのまま自分も凍結するのでは、 とびっくりするかもしれませんが、カタバ風地帯を出ればまた温度が上がるので慣れれば焦らずにすみます。。
キアニー 気圧の谷のことです。
高炭水化物ダイエット ちまたでは低炭水化物ダイエット、というよくわからないものが流行っているそうですが、我々の間では高炭水化物ダイエットというものが流行っています。 炭水化物は熱量(カロリー)が多いから嫌われているのかもしれませんが、熱量が多いのと身体へつきやすいのは別の問題です。 炭水化物は果糖のように律速酵素をバイパスして身体につきやすいものもありますが、基本的に速やかに消費され、 脂肪に変わるためにはATPを必要とするため私達の間では炭水化物はよっぽど過剰に取らないかぎりは肥満の原因になるとはあまり考えていません。 むしろ炭水化物が枯渇すると、人間の身体は脂肪を消費する前に筋肉のアミノ酸からエネルギーを取り出すようになり、 筋肉の減少を招き、代謝が落ちますます肥満傾向になります。 よって炭水化物、タンパク質はしっかり十分量取り、現代食で過剰になり気味の脂質を抑える食事をダイエットの基本としています。
逆推力 固定ギア自転車でペダルの回転と逆方向に力を加えて自転車を減速させることです。
逆Y字航法 雪でぬかるんだ下り坂を走る技術です。 ぬかるんだ下りをそのまま走ると突然ハンドルを取られバランスを崩すことがあります。 逆Y字航法は、片足をペダルから外し、足を外したほうへマシンを傾けます。 マシンはそれとは反対方向にハンドルを切り、身体も傾けます。 こうすることでマシンに一定の回旋力が加わり、ぬかるんだ雪の中で一定の力でタイヤが流れるようになるのでコントロールしやすくなります。 その姿がアルファベットのYをひっくり返したような形に見えるので、逆Y字航法と呼ばれています。

逆Y字航法
逆Y字航法
凝固点降下ドリンク 氷点下の気温でも凍結しないよう、溶質の濃度を非常に高くしたボトルに入れる飲み物(通常は高濃度スポーツドリンク)のことです。
高トレ(こうとれ) 高標高トレーニングの略で、標高の低い地域に雪がないときに、雪のある標高の高いところへ行って行うトレーニングのことです。
国境 言うまでも無く津軽海峡のことです。 柾谷洋平氏も著書「北海道化石としての時刻表」の中で津軽海峡のことを国境と書いております。
米畑(こめばたけ) 水田のことです。
座礁する 大きな雪の吹き溜まり(スノードリフト)に突っ込み自転車が雪の吹き溜まりに突き刺ささって動けなくなることです。
出航 出発することです。
シェルパする ネパールのシェルパ族にちなんでヒマラヤの登山ガイドのことをシェルパと呼びますが、 我々の間では、山岳の登りで先頭を引くことを「シェルパする」といいます。 
スイッチバック航法 冬場のダウンヒルは冷えるため、例えば2~3km下ってUターンし、500mほどまた登って体を温め、そしてまたUターンして下る、という行為を繰り返しながら下っていくことで、いつかは麓に着きます。 こうすることで冷えずに下ることができ、なおかつインターヴァルのトレーニングもできるので一石二鳥です。 こうした下り方をスイッチバック航法もしくはスイッチバックといいます。

実際にはスイッチバック航法はTesseractが真冬の神奈川県ヤビツ峠を下るために編み出した航法で、北海道の練習で使用されることはまずありません。 北海道は冬になれば雪が積もってしまうので、重い重いスパイクタイヤで山を下ることになるため、本州の雪が積もらない地域の山を真冬にロードで下るのに比べればずっと暖かいのでスイッチバック航法は不要なのです。

箱根登山鉄道のスイッチバック
スイッチバック
スウィッチング 冬山のトレーニングでは、マイナス20℃近い気温になると、曇り止め加工されたダブルレンズのスキーゴーグルでも登りで曇ってしまい、ひどいときはその曇りが凍結し何も見えなくなってしまいます。 しかしマイナス20℃の環境では、スキーゴーグルでないとダウンヒルがものすごく大変になるので、登りはサングラスをかけ、下りはスキーゴーグルにかけかえる、ということを行います。 このアイウェアをかけかえることをスウィッチングといいます。 ヒートレンズなどの曇る可能性の低いスキーゴーグルを持ってる人はスウィッチングの必要はないと思われます。
スノドリ スノードリフト(雪の吹き溜まり)のこと。
スパコン 昔某タイヤメーカーから出ていた練習用タイヤ「スーパーコンドル」の略です。 スーパーコンピュータのことではありません。
すべり修正 路面の凹凸にピンが当たりやすいように、適正空気圧よりも低い空気圧で使用されることの多いスパイクタイヤ。 極端な例では1.2気圧で使用する人もいます。 そうするとブレーキング時にチューブが滑り、これが積み重なっていくとバルブのところでバーストすることがあります。 これを防ぐためにときどき完全に空気を抜いて、滑ったチューブを元に戻すことをすべり修正といいます。
雪サイ(せつさい) 雪上サイクリング、もしくは雪上サイクリストのことです。
雪上車(せつじょうしゃ) 雪上ロードレーサーのことです。
接地(せっち) 雪の層が薄かったり、雪がやわらかかったりしてスパイクピンが雪の下のアスファルトに届いてしまうことを接地といいます。 ピンが減るので、接地する状態ではあまり走りたくないですね。
雪チャ(せっちゃ) 雪上チャリ、つまり雪上ロードバイクのことです。
底引き網 前輪と後輪の間にスノープラウを持つ除雪車(グレーダータイプの除雪車)のことで、アスファルトぎりぎりまで根こそぎ雪を持っていってしまうので、底引き網と呼ばれています。 この除雪車が除雪した後の道路は雪がなくなり、スパイクタイヤで走りにくくなるので恐れられています。 主に主要幹線道路の除雪に使用されています。
ダイヴァート 気象条件等の影響で、突如練習コースの進路を変更すること。
チャ練(ちゃれん) チャリ+練習。 自転車競技の練習のことです。
テケミ 船舶用語の天候険悪出航見合わせの略で、天候不良(天候不良の定義については天候不良の欄参照)により練習に行くのを見合わせるときに使われます。
天候不良 我々の間で使われる天候不良とは、晴れたり気温が高くなったりして道路上の雪が融けることを表します。 どんなに吹雪いても道路に雪がある限り我々は練習に行くので、一般的な天候不良とは定義が異なります。
天候良好 道路が常にきれいな雪で覆われる猛吹雪のような天候のことを指します。
電電(でんでん)する 電話することを言います。
ナイター 夜練に同じ
夏車(なつしゃ) 普通の夏タイヤを履いたロードレーサーのことをいいます。
夏練(なつれん) 夏タイヤを履いて行う、アスファルト上でのトレーニングのことで、冬であってもアスファルトの上で夏タイヤで行う練習のことは夏練と呼んでいます。
パッド三重法 下記のパッド二重法の下にさらにタイツを履く方法。 通常は重ね着するときはパッドの入ってないタイツをたくさん着るのですが、持ち合わせがないときはパッドが入ってるもので代用することもあるので、三重になってしまうこともあります。
パッド二重法 ロードジャージのデザインを損なわせないために Cairn が開発した防寒方法。 チームジャージやプロチームジャージのレプリカなどは冬用のものがあっても、大抵は北海道の真冬の寒さに対応したものではありません。 しかしそんな中でも、ビブショーツの下に冬用のタイツを着てしまえば、これらのジャージを表に着たまま十分な防寒ができるようになるので、我々の間では主流の防寒対策です。 タイツにもビブショーツにもパッドがついており、パッドが二重になってしまうためこのように呼ばれてます。
バンク コーナリングのことをいいます。 航空機が旋回することをバンクすると言いますが、それを自転車に使っています。
昼ぐらいにタイムトライアル ヒルクライム・タイムトライアルがなまったものです。
フケる 雪が降ることをいいます。 雪が降る様子がフケが降る様子に似ていたことからこのように言われています。
冬チャリ(ふゆちゃり) 雪上車に同じ。
冬練(ふゆれん) スパイクタイヤを履いて雪上で行うトレーニングのことです。
フロート 柔らかい雪の上でのタイヤの浮力のことを指します。 北米の雪上サイクリストの間では、タイヤの浮力を高めるため、SnowCat など幅4cm以上もあるリムを使用して雪の上を走るのが通例となっています。
ベースキャンプ 私達の練習会ではいろいろな冬山に出かけていき練習しますが、遠方から来る人が多いため、多くの人は山の麓まで車できます。 車を麓の冬でも除雪されている駐車場に止めて、そこから雪上ロードバイクで登攀を始めることが多いのですが、その車を止める冬でも除雪されてる駐車場のことをベースキャンプと呼びます。
保護色 雪の中で雪と一体になってしまう色である「白」のことです。 目立たなくて危険なので白いウェアを着て雪上で自転車に乗るのはやめましょう。
ポテチパ ポテトチップパーティーの略。 我々は練習中よく公園などで自転車を止めてポテトチップを食べる習慣があるので、このような用語が存在します。
哺乳瓶 サイクルボトルのことですね。
豆まき 融雪剤を道路に散布すること、もしくは融雪剤を道路に散布する車のことを意味します。
ミッドナイトトレーニング その名の通り、真夜中に行われる練習会のことです。
南の島 北海道より南に位置する島のことを指しますが、主に本州の意味で使われることが多いです。 沖縄などは超南の島、フエゴ島などは極南の島、といわれます。
メルル メールすることを言います。
夜練(やれん) その名の通り、夜に行われる練習会のことを指します。
夜練(やれん)はやれん 夜練に参加できないときに、参加できないことを表明する表現。
雪車(ゆきしゃ) 雪上車に同じ。
雪ポテ(ゆきぽて) 雪が降る(積もる)ポテンシャルのことです。 気温や湿度、日照、路面温度などで積雪するかどうかかわってきますが、この場合のポテンシャルは主に上空の寒気の状態を指すことが多いです。
ラメニング 練習中にラーメン屋に立ち寄りラーメンを食べることです。
リア重(りあじゅう) 重心移動でリア(後輪)に荷重をかけることです。 雪道を走るとき、急加速やダンシング、安定したブレーキング等を行うときに必要となります。 リア充のことではありません。
練練(れんれん)する 練習に行くことを言います。
ロケ ウェブサイト用の写真を撮影することを言いますが、最近では練習会自体をロケという場合が増えてきています。 最近は練習会が撮影会と化してるのが現状です。


地名・路線名等
用語 意味
オタリカ 小樽のことです。
カムイ・ナ・ペツ 神奈川をアイヌ語読みしたものと思われます。
狩々街道(かりかりかいどう) 石狩街道のことです。 単に「街道」と呼ばれることもあります。
琴栄線(きんえいせん) 琴似栄町通(ことにさかえまちどおり)のことです。
国5(こくご) 国道5号線のことです。
札橋(さっきょう) 札幌大橋のことです。
道新(どうしん) 道央新道のことです。
ナグ橋(なぐきょう) 花畔大橋(ばんなぐろおおはし)のことです。
平街(へいかい) 平岸街道のことです。
南ア(みなみあ/なんあ) 冬に夜間クリテリウムを行う南あいの里のことです。 南アフリカのことではありません。


雪上ロードバイクの世代について
世代 解説
第ゼロ世代雪上ロードバイク カンチブレーキを装備した雪上ロードバイクのことです。 我々の間でも使用していた人がいましたが、制動力が非常に低く、とてもハードな走行に耐えられる代物ではなかったので、その後Vブレーキの登場とともに姿を消しました。
第一世代雪上ロードバイク Vブレーキを装備した雪上ロードバイクのことです。 新雪や強い降雪時にはブレーキの効きがかなり悪くなります。
第二世代雪上ロードバイク ディスクブレーキを装備した雪上ロードバイクです。 新雪、降雪時のブレーキ性能が飛躍的に向上し、自転車の操作性も向上。 雪上ライドが夏以上に快適なものとなりました。 現在当会で最も多いのがこの第二世代です。
第三世代雪上ロードバイク 第二世代雪上ロードがさらに進化し、Shimanoのチェーンが11速になり、再びロード用とMTB用が共通になったことで生まれた世代です。 操作性はさらに向上し、非常に快適な雪道用自転車となっています。 主流は27.5インチです。
第四世代雪上ロードバイク 第三世代雪上ロードの変則系統を電動化したものです。 マルチポジションでの変則操作が可能になりますが、まだフィールドテストされておらず、超低温環境でバッテリーが大丈夫か検証されていません。


単位(我々の間では日本では聞きなれない単位を使用することもあります)
単位 解説
cl(センチリットル) 日本では聞きなれない単位ですが、ヨーロッパの多くの地域ではペットボトルの容量なども cl で表現されています。
‰(パーミル) 自転車の世界では道路の傾斜を表すのに百分率%(パーセント)を使用することが多いですが、我々の間では基本的に千分率「‰」を使用しています。
hm(ヘクトメートル) 日本では聞きなれない単位ですが、ヨーロッパ自転車界では頻繁に使用されている単位です。 特にレースの解説等で、ゴール前「ラスト1hm」を聞く機会は非常に多いと思います。
MPa(メガパスカル) タイヤの空気圧を表すのに、我々はタイヤに13~14気圧(1.3~1.4MPa)の窒素ガスを入れる大型旅客機と同じようにMPaを使用しています。